本日、米通信大手SprintとT-Mobileが合併を発表しました。

両社は、2014年から兼ねてから行っていた経営統合・合併へ向けた協議が完了したと報告し、これによりSprintとT-Mobileは合併に至り、契約者数が約1億人、全米2位の規模の携帯キャリアが誕生することになります。

合併後のキャリア名は、知名度の高い「T-Mobile」が利用されると言うことで、経営権も実質的にT-Mobile側に寄せられています。しかし、本案件を進めていたSprint親会社のソフトバンクホールディングスの孫正義社長は、新会社の役員として名を連ねています。

両社は、経営統合により事業の効率化を図り、巨額の設備投資が必要となる次世代通信規格5Gの本格開始に向けて取り組むとしています。

しかしながら、ここからが本題で、アメリカの規制当局の審査で合併が認可されない限り正式な合併には至らず、実際2014年(オバマ政権下)に同じ状況に至った際には規制当局からのストップがかかり合併は実現しませんでした。とはいえ、今回は合併が承認されると見られており、ついに全米2位の通信キャリアの誕生となりそうです。

 

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