みなさま、こんにちは。Kazuto Tanabe(@WWDC1999)です。
今回は、以前お届けしたApple Watch Series 3 GPSモデルのレビューの続きです。
巷で動作速度が嘘みたいに早い!と騒がれているので、速度について詳しく見ていきませんが、軽く言っておくとワンテンポ動作が早くなった印象です。今回は、防水性能、なぜCellularモデルを購入しなかったのかや、その他の細かい部分をピックアップします。
では、早速見ていきましょう!
まず、防水性能について。
耐水性能はSeries 2からは大きく変わっていませんが、初代使いだった私からすると大きな変更点。
一応50m耐水なので、水に浸けてみました。
水道水に浸ける実験はどこでもやっているので、我が家にある海水水槽に水没させてみました。
(これはなかなかレアなパターン?w)
動画中には魚は登場しませんでしたが、みんな大好き「ニモ」ことカクレクマノミも実験を見守っていました。
どちらかと言うと、迷惑そうw
ちなみに、Appleのサポートページには不純物が含まれる水の中(海水の場合の塩)で使用した場合は 、真水で洗い流すように指示されています。また、拭き取る際に糸くずなどが出ない布で拭き取ることも推奨されています。
なお。Series 2以降は50m「耐水」性能となっていますが、Appleのページも記載されている通り「防水」ではないのがミソ。さらに、プールや海で泳ぐなど、浅い水深での利用は問題ないとしつつも、スキューバダイビング、ウォータースキーなど、水圧が高くなったり、所定の水深より深く潜るようなアクティビティを行うことは想定されていません。
いくら「耐水」とはいえ、過信は水没につながりますので適切な管理を心がけたいところです。
次に、なぜ私がGPSモデルを購入したのかについて。
Apple Watch Series 3では、従来のようにiPhoneのペアリングに全てを依存するタイプの「GPSモデル」と、モバイルネットワークへの接続が可能となる「GPS+Cellularモデル」の2種類があります。そして、今回、私が購入したのは従来型のGPSモデル。
せっかく買うのであれば、Cellularモデルを選びたいところですが、一部のユーザーには大きな落とし穴が待ち受けています。
Cellularモデルが登場したことで、iPhoneがなくても電話やApple MUSICが楽しめる。
など、モバイルネットワークを利用できることでApple Watchの可能性が広がりましたが、あくまでそれはキャリア(MNO)ユーザーだけ。私のように、IIJmioなどのMVNEやMVNO(格安SIM)でiPhoneを運用している人にとってCellularモデルは、単にデジタルクラウンが赤いだけのApple Watchになってしまいます。
実際、IIJmioが行なった動作確認でも「使用できない」と言う結論が出ています。
IIJmioは、フルMVNO(SIMを発行できるMVNE)と言う立場で、Appleがe-SIMに小細工をしなければ普通にCellularモデルが使えたことを考えると、Apple Watch Series 3の最大の欠点はここ。と言って良いと思います。
私がApple Watch Series 3「本体」について言いたいことは、これくらいなのですが「パッケージ」について盛大に文句を言っておきたいと思います。
Apple、コストカットをやり過ぎて高級感を失う。Apple Watchが収められていた箱比較。 pic.twitter.com/OacKrNnmW4
— Kazuto Tanabe (@WWDC1999) 2017年9月24日
さすがにねぇ…。これはやめていただきたい。
初代のプラスチックケースはなかなか良かったので、今回も期待していたんですが、開けてビックリ。
まさかのプラスチックトレーになっているとは…。
iPhone 7以降のイヤホンケースが紙製になったり、コストカットに邁進しているAppleさんですが、そこは削らないで頂きたい。プラスされても、せいぜい数百円だと思うんですがねぇ…。それなら、廃止ではなく値上げで良いのになぁ…。と個人的には感じています。
Apple Watch Series 3。
やや残念な部分もありますが、GPSモデルとしては「最高に良い」と思います。
特に私のように初代からの乗り換えだと、耐水性能やApple Payが使えるなど基本性能向上の恩恵を最大限に受けられると思います。もちろん、これから初めて買おう!と言う方も、明確な使用目的があれば、ライフスタイルに十分馴染める製品になっています。
気にはなっているんだよなぁー。と言う方はこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。
・Apple – Apple Watch Series 3