全国の充電器をお持ちのみなさま。こんにちは。充電は2A派のKazuto Tanabe(@WWDC1999)です。

今回は、充電器(以下 ACアダプター)やモバイルバッテリーを購入するときに気になる、「〇〇A」や「〇〇V」という数字の違いについてご紹介します。

・1Aと2Aの違いは流せる電流の量の違い!

サクッと結論を出します。

ACアダプターやモバイルバッテリーに表記されている1Aや2Aとは、USBポートから流せる電流の量の違いを表した数字です。数字が大きい程多く電気を流せますので、1Aより2Aの方がスマートフォンやタブレットに多くの電流を流すことができます。

流せる電流の量が多くなるということは、充電速度が大きく変わってきます。

実際、iPhoneを例に出して1A充電器と2A充電器の充電速度を比較すると、1A充電器を使用して0%から100%になるまでに要する時間は約2時間20分、2A充電器は約1時間55分となります。トータルの充電時間で見ると25分程度の時短ですが、0%の状態で1時間放置して充電できた%で比較すると1A充電器が60%、2A充電器が87%と27%分もの差が出ます。(共に実測値 iPhone6sでテスト)

※トータル時間で25分程度の差になるのは、iPhoneのバッテリー残量が70%を超えた段階で強制的に流れる電流の量を減らし、バッテリーの痛みを低減させる機能が動作し充電速度を落とすためです。

なお、iPadなどのタブレットは2A充電器を使用しないと充電できないものもあり、これらの製品に同梱されているACアダプターは大半が2A充電器ですので、これを使いスマートフォンを充電すると上記と同じような結果となります。

・USB端子から流してよい電気の量は「5V」

次は、「Aの違いは大体わかった。じゃぁ、V(ボルト)って何?」というお話です。

ACアダプターやモバイルバッテリーに付いてる端子は大抵USB端子。スマートフォンやタブレットを充電するときに使用するケーブルも大抵は、USB端子からApple製品用のLightning端子、Androidなど向けのMicroUSB端子に変換されていると思います。

よく見かける、USB端子の正式名称は「USB-A」端子というもの。(右側の端子)

このUSB端子。規格の仕様上、最大5V/3Aの電圧しか流せないことになっています。
これは、USBの規格を制定しているUSB-IFという機関が決め、多くのメーカーがこの仕様通りの製品を作っています。

で、だから何?という話ですが、以下の画像をとりあえずご覧ください。

ACアダプターやモバイルバッテリーなど、USB端子を使い電気を送り出すことができる機器の性能が記載されたページには上記のような表記がされています。ここに「5V/3.4A」という記載があります。これは、最大5Vしか流せないUSBの規格に沿ったものですよ。ということを遠回しに表しています。

逆に、USB端子にも関わらずここの数字が5V以外の数字になっているものは規格に沿ったものではないといえます。(Qualcomm Quick ChargeというUSBのクセに12Vとか流す面倒なものがありますが今回は全力スルーします)

なお、注意してほしいのが、上記のように5V/3.4A(合計)となっているもの。これはUSB端子が2つ以上ある機器に表記され、2つのUSBポートを同時に使ったときに2つのポートから出る最大の電流量の合計値を記載しており、1つのUSBポートから出る最大の電流量ではありません。

・とはいえUSBの規格は年々複雑になってきている

ここまで読んでいただいた方なら、「充電器やモバイルバッテリーを買うときは5V/2Aってのを買えばよいんだ!」となっていただいているかと思いますが、近頃その表記が複雑化されつつあります。

その一番の要因はアクセサリーメーカーの独自技術の登場。

近頃、ACアダプターやモバイルバッテリーを作るメーカーが既存のUSB端子に独自の技術を取り入れています。「え?それって規格に沿っていないものじゃん!」と思いがちですが、最大5V/3A出力というUSBの基本的な仕様は踏襲しつつ、接続された機器に応じた電流を流すという機能を追加しているメーカーが増えています。

個人的には極めてグレーな存在だと思っているこの仕様ですが、USBポートにスマートフォンを接続するかタブレットを接続するかで流す電流を調整し、最短で端末を充電してくれるだけあり「憎いけど恨めない」機能です。この機能の仕組みは大抵同じですが、メーカーにより名前がマチマチとなっており、モバイルバッテリーで有名なcheeroは「Auto-IC」、Ankerは「Power IQ」など機能は同じにも関わらず名称が違うという現象が起こっています。

これに加えType-Cという魔物がいますが、これは現時点では触れれないツワモノなので割愛…。

・結局何が良いの…!!(涙)

お前、最後になんて面倒なことを書いてくれたんだよ!
と思っている方は、ごめんなさい。ですが、これを書かないとわかりにくいので…。

おそらく、この記事をご覧の方の50%は1/2Aの違いやVについて知りたかった方、45%はACアダプターやモバイルバッテリーの購入を検討しているときに目に入った。という方だと思います。

単純に前者を知りたかった方は「ふーん」と思っていただけるとは思いますが、後者の方は「余計に検討事項が増えて、調べないとイケナイことも増えたじゃないか!」と沈んでいる方もいらっしゃると思います。

が、腐っても本サイトはガジェットのレビューを行うサイトです。
これまで星の数ほどのUSBアクセサリーをレビューしてきました。(盛り過ぎ)

そんな私が製品を購入するときに見るのは、1つのポートからの出力が5Vの2A〜2.4A程度で、Auto-ICやPower IQなどが付いているもの。これに加え、複数のUSBポートがある場合は全てのポートを使用しても、1つのポートから1A以上の出力ができるものです。(合計出力÷ポート数)

この条件を満たす製品は、製品性能的にはよいといえます。(品質は別問題ですが)

 

なお、良いものも悪いものも引き当てた私がオススメする、ACアダプターとモバイルバッテリーはこちら。

cheero 6 USBポート AC アダプタ

cheero Power Plus 3 10050mAh

もちろん、これらの製品が万人に適するわけではありません。
ご自身の使い方に合った製品を知りたいという方は、以下をのぞいてみて下さい。

全6種のcheero製ACアダプターを完全比較! 2017年5月最新版 〜あなたにピッタリな製品はコレだ!〜

これを選べば間違いナシ!cheero容量別オススメバッテリー3選!

 

・おまけ

AとVってそもそもなんだっけ?という方へ。

・A「アンペア」(電流):電気の流れる量をあらわします。
・V「ボルト」(電圧):電気を押し出す力をあらわします。

と一応、書いてみましたが今回のお話にはそこまで深く関わりません。が、一応。ということで。

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