みなさま、こんにちは。Kazuto Tanabe です。
今回はいつもとは趣向を変えて、本誌でレビューした USB-C 充電器の中で、レビュー後の使用で既に故障してしまっている製品を、理由などを含めてご紹介します。
なお、本記事はあくまでも筆者または筆者が製品を譲った人物による使用方法により故障したもので、同一製品の全てが同じであることをいうものではありません。
Contents
Anker PowerPort Atom PD 1
故障原因・症状:自然故障・出力ができない
Anker の GaN 採用第1世代製品である Anker PowerPort Atom PD 1 は、約3年前に出力ができなくなるという症状で処分されました。
本製品は毎日、iPhone や iPad の充電で使用しており、使用頻度が高かったこともあってか購入後約2年で故障しました。
今では考えられないほど、大型の30W USB-C 充電器ですが、発売当時(2019)は非常に小型で革新的な充電器でした。
Belkin BOOST↑CHARGE PRO 68W USB-C PD GaN USB充電器
故障原因・症状:自然故障・片側の出力ができない
Belkin としては初めてだったような気がする2ポートの USB-C 充電器、BOOST↑CHARGE PRO 68W USB-C PD GaN USB充電器。
本製品はレビュー後、しばらくは筆者が使用し、その後は知人が MacBook Pro 13(Intel)で使用していたようです。このところ、下段(60W)ポートの出力が頻繁に止まるようになったそうで、購入後3年程度で処分となったようです。
なお、後継として Belkin 67W 3ポートUSB-C充電器(新品)を贈呈した模様。
Anker PowerPort III 65W Pod Lite
故障原因・症状:落下によるプラグ破損
今となっては特徴もない普通の65W充電器である、Anker PowerPort III 65W Pod Lite。
本製品は、筆者が嫌いなプラグが折り畳めないタイプの充電器で、その仕様がアダとなる落下事故によるプラグ破損(変形)で処分されました。
Satechi 165W USB-C 4-Port PD GaN Charger
故障原因・症状:落雷・出力ができない
筆者が本誌で激推ししていたマルチポート充電器である、Satechi 165W USB-C 4-Port PD GaN Charger。
本製品は、落雷という「え?ウソでしょ?」といいたくなる理由で故障しました。本製品は上記の写真の通り、通電中は青色のLEDが点灯する仕様になっています。しかし、それが点灯しなくなり、当然出力もされなくなりました。
この件は、お気に入りの充電器であったため流石に凹みましたし、代替製品が見つからないという問題も生じました。
あと、サージプロテクターは無用の長物だから信用しちゃダメ。
故障率は低め?
筆者はレビューと称して、これまでに様々な USB-C 充電器を見てきましたが、今日までに故障を確認しているのは以上の4製品だけです。
とはいえ、レビュー後の製品の大半は知人や欲しい人にあげてしまっているので、その中で故障報告が来ていないものも多少はあるかと思います。それを考慮したとしても、一番起こるであろう自然故障は2件のみで、本誌でレビューしたいずれの製品も一定の耐久性はあるのではないかと思わされます。
耐久性に難のある製品を新品時に見分けることは、構造上の懸念点が露出していない限り、至難の技ですが、今回の結果を見るに「購入時にさほど考慮しなくても良いのでは?」と感じました。
他に類を見ない、壊れた製品を紹介するという記事を作って見ましたが、いかがでしたでしょうか。
製品の直接的な購入の参考にはならなさそうですが、いずれどこかで使えそうなネタもあるかと思いますので、「そんな話もあるんだなぁ」程度に覚えていただければ幸いです。