みなさま、こんにちは。Kazuto Tanabe(@WWDC1999)です。

今回は、2018年3月8日より販売が始まるcheeroの新製品「cheero Wireless Earphones」をレビューします。

本製品は、左右独立式のワイヤレスイヤホンで、IPX4防水、ノイズキャンセリング機能、環境音取得機能搭載が特徴のBluetoothイヤホンとなっています。最初に軽く結論を書いておきますが、控え目にいって最高のイヤホンとなっています。

今回も、cheeroさんより事前にご提供いただきましたので、開封とレビューをしていきます!

・開封&レビュー!

パッケージ

内容物は本体、本体収納ケース、イヤーチップ6種、ポーチ、充電用MicroUSBケーブル、取扱説明書。

本体。cheeroロゴの部分はクリック式のボタンになっています。

イヤホン本体。金メッキ部分が充電端子となります。

収納兼充電ケース

収納兼充電ケース内部

ケースに本体を収納し、蓋を閉めればイヤホンの充電が開始されます。

イヤホン充電中はブルーのLEDが点灯します。

イヤホン本体の充電はケース経由で行われます。
ケースの充電は本体裏面にあるMicroUSBポートから行います。

本体充電中は赤いLED、充電完了時には緑のLEDが点灯します。

底面には本体の仕様がプリントされています。

・音質はワイヤレスイヤホンとしては上出来

cheeroのイヤホン。と言うと、最近であれば「cheero Earphones with charging dock」ですが、このイヤホンはレビューの通り低音に寄り過ぎており、あらゆる楽曲を綺麗に再生できるイヤホンとは言い難い仕上がりとなっていました。

しかし、本製品は極めてフラットな音の作りとなっており、低音・中音・高音まで偏ることなく綺麗に出ている印象です。また、こもった様な感じもなく音の抜け方も程よく、個人的には普段使いのイヤホンとしてバンバン使っていきたいと思っています。

で、cheero Earphones with charging dockのレビューの際にもコメントを依頼した、本サイトのNews & オーディオ担当に感想を求めたところ、「AirPodsとBose SoundSport Freeの中間。AirPodsに似たような音の作り方で価格を考えればAirPodsより断然良い。Bose SoundSport Freeと比べると全体的に臨場感が薄い。」と、割と好評といってもよい?コメントが返ってきました。

何本イヤホン持ってるんだよコイツ…。
という話は抜きにして、オーディオ系のお仕事を本職にされている方から本製品よりも数倍高い「AirPodsよりも良い」という評価を得たことには正直、驚きを隠せませんでした。とはいえ、有線のイヤホンと比較すると無線イヤホンの音質は全体的に低い傾向にあるので、あくまで「ワイヤレス」に限ってということは言えそうです。

・音質はGood。けれど細かい部分に残念なポイントが

イヤホンなんて音質が良ければそれで良いだろ!という話ですが、個人的に2点ほど気になっているポイントがあります。

1つ目は装着感。
本体にS/M/Lなど全6種のイヤーチップが付属しているとはいえ、頭を動かした際に耳から落下しそうになったシーンが多数あります。これは、全ての独立式イヤホンに当てはまることですが、本製品は特に耳に合わないイヤーチップを使用すると耳から落ちやすい印象です。

私は付属のSサイズイヤーチップを使用しています。

イヤーチップが6種類付属していますので、本格的に使用される前に全てのイヤーチップを試されることをオススメします。その際に、耳に装着した状態で下を向いて落ちなければ耳にフィットしているといえます。逆に耳から簡単に落ちる場合は、他のイヤーチップに交換し合うものを探してみて下さい。

*付属のイヤーチップがどうしても合わないという方は、こちらも合わせてご覧下さい。
cheero Wireless Earphonesのフィット感をより良くする為にイヤーチップを変えてみたお話

2つ目は気にされない方もいらっしゃるとは思いますが、本体、収納/充電ケースがマットブラックで指紋が相当目立ちやすい点。相当細かいポイントではありますが、個人的には指紋が目立つとすぐに拭きたくなるので、案外というかメチャクチャ気にしています。

・本体の仕様など

ここまで音質や使用感などをお届けしてきましたが、それ以外にもお伝えしたい仕様が沢山ありますので、簡単に本体の仕様をまとめておきます。

・Earphones 本体

【寸法(本体)】 約 20 × 24 × 26 mm
【重量(本体)】 約 4 g (合計 8 g)
【Bluetooth Ver.】 Ver.4.2
【防水規格】 IPX4
【ノイズキャンセリング】 CVC 6.0
【プロファイル】 A2DP, AVRCP, HFP, HSP
【連続通話/音楽再生時間】 約 3 時間
【通信距離】 約 10 m(障害物がない場合)
【バッテリー容量】 3.7V / 50mAh
【周波数範囲】 20Hz – 20KHz

・Earphones 充電ケース

【寸法(本体)】 約 70 × 31 × 33 mm
【重量(本体)】 約 32 g
【バッテリー容量】 3.7V / 500mAh
【充電時間】 約 2 時間
【充電回数(ケースから本体)】 約3回
【入力】 5V / 1A Micro-USB

本体にはIPX4等級の耐水性能(いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない)や通話時のノイズキャンセリング機能、音楽を聞きながら周りの音も拾える環境音ON/OFF機能などが内蔵されています。また、本体のボタンをクリックすることで楽曲の再生/停止、曲送り/曲戻しなども可能で、本体にマイクも内蔵されているため通話時にも使用できます。

本体と端末はBluetoothで接続されるため、iPhoneやAndroidなど様々な機器で使用できます。

・総評

本製品を総合的に見て、「最強のワイヤレスイヤホン」だと私は思っています。

勿論、Bluetoothイヤホン特有の0.5秒程度の音の遅延や、本体のボタン操作が複雑などイマイチなポイントがないわけではありません。

しかし、現段階でBluetoothイヤホンに有線イヤホンと同じ機能性や操作性。ましてや超高音質を求めるのは間違いですし、大手オーディオメーカーのBluetoothイヤホンも高価な割にサウンドなど、まだまだ発展途中感が否めません。そのことを考えると、そこそこの音質で手頃な価格で購入できる本製品は、発展途上のBluetoothイヤホンの中ではベストバイといえると思います。

また、音楽を聴きながらでも周囲の音が聞こえる環境音取得機能もとても便利で、音楽を聴きながらも外の音が聞こえるので、電車内などでは乗り過ごし防止に一役かってくれそうです。(会話もできますが、こちらの声が大きくなる傾向があり相手に「コイツ声デカイなぁ」と思われるので、あまりオススメできません)

発売は本日正午〜(2018年3月8日)※正午までは在庫切れになっています。
Amazonでの直販価格は¥4,680。初回限定価格は¥3,980となっています。

・cheero Wireless Earphones
最終更新日:2018年12月19日