本日、Appleが無炭素アルミニウム製錬法を確立すると発表しました。

Alcoa CorporationとRio Tinto Aluminumは、アルミニウム製造の重要なステップである製錬過程からの温室効果ガス排出を排除する特許技術を商業化する合弁会社設立を発表しました。この合併会社設立の裏には、製品製造による環境への影響を減らすためのAppleの取り組みが大きく関わっているということです。同社は、これらの企業とカナダ政府、ケベック州政府と提携して、将来の研究開発に総額1億4400万ドル(約157億円)を投資していたということです。

これに際しApple CEOのTim Cook(ティム・クック)氏は、「Appleは、地球に良い技術を提供し、次の世代の人々を守るのに役立つことに尽力している。我々はこの野心的な新しいプロジェクトの一員であることを誇りに思っており、製品製造時に温室効果ガスの排出を伴わずに生産されたアルミニウムをいつでも使用できることを楽しみにしています。」とのコメントを発表しています。

なお、本技術の基本確立は既に行われているようですが、商用化には至っていません。しかし、商用化に耐える技術となった日には、世界中のアルミニウム製錬プロセスから温室効果ガス排出をなくし、カナダやアメリカのアルミニウム製造業を強化する可能性を秘めているということです。

 

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