みなさま、こんにちは。Kazuto Tanabe です。

今回は、Anker Soundcore Liberty Neo 2 のレビューです。本製品は、Soundcore Liberty Neo のコンパクトなデザインはそのままに、新たに Soundcore アプリに対応し高音から低音まで自由自在にイコライザーのカスタマイズが可能になったモデルです。さらに、前モデルの約2倍となる最大40時間(充電ケース使用時)の再生可能時間やワイヤレス充電対応など大幅に機能性がアップグレードされています。

・開封

パッケージ

内容物は本体、イヤーピース、充電用ケーブル、取り扱い説明書類

本体

充電ポートは USB-C

ケース

イヤホン本体

・高い機能性 ただ…

本製品の特徴的な機能として、ワイヤレス充電への対応とアプリでの音色調整機能があります。

ワイヤレス充電への対応は、充電器に置いておくだけでイヤホンの充電という煩わしさから解放されるかなり便利な機能だと感じています。また、アプリでの音色調整も音の好みは人それぞれであるため、微妙なニーズの違いに応えられる良い機能だと思います。

これらの機能は他の製品にはない本製品のアドバンテージといえるポイントですが、ニーズを見誤ると諸刃の剣になりかねないと感じています。

その理由は音質です。¥5,000程度のワイヤレスイヤホンとしては、あまり音が良いとはいえず、低音が強調されているものの全体的に浅い低音で、高音が抜けきらない/苦しい、解像感が高くないぼやっとした印象を受けました。しかし、全体的な印象としては、小綺麗にまとめられており、耳を刺すような不快な音などはありませんでした。

筆者の個人的な感想として、音質的には¥3,000代のワイヤレスイヤホンと遜色ないレベルであり、¥5,000近いクラスと考えると少々物足りなさが否めません。これは、ワイヤレス充電とアプリ対応にコストを割いた結果であり、当然といえば当然の話ですが、機能性と音質を両立したモデルではありません。

・総評

機能性を買って本製品を選ぶのはアリ。但し過度な期待は禁物。

本製品は、音質よりも機能性を重視する方にはとてもオススメできる製品となっています。先述の通り、ワイヤレス充電の便利さとアプリでの音色調整機能により、他のイヤホンよりも1歩進んだ製品であることは間違いありません。

しかしながらこちらも先述の通り、音質に関しては素直に褒められたものではなく、動画視聴や聞き流し程度に音楽を楽しむ場合は気になるレベルではありませんが、純粋に音楽を楽しみたいという場合の役不足感は否めません。

とはいえ、ワイヤレスイヤホンの入門用としては最適な製品だと思いますので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

最終更新日:2023年8月30日

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