以前、ファミリー共有の機能「承認と購入のリクエスト」でiPhone XのFace IDが利用できないとお伝えしましたが、どうやらiOS 11.3では利用可能になっているようです。

これは、iPhone X発売直後より指摘されていた問題で、ファミリー共有を設定している場合、子供がアプリや音楽などコンテンツを購入する際に保護者の承認作業が必要となります。その際にTouch IDが搭載されたいたiPhoneではパスワードを入力せずとも指紋認証でコンテンツの購入を承諾することが可能となっていましたが、iPhone XではFace IDで承認することはできずパスワードの入力が求められていました。

この仕様をめぐっては各所から不満の声が上がっており、「これではiPhone 5となんら変わらない」など散々な言われようでした。

流石にこの状況を放置するのは良くないと判断したのか、先日デベロッパーなどに向けてリリースされた「iOS 11.3」ではファミリー共有の承認作業にFace IDが使えるようになったということです。なお、これまで有効にしていなかったのはFace IDの精度の問題ではないかという指摘もあり、親子で利用することが前提のファミリー共有に親子を判別できないFace IDが本当に適切なのかは怪しいところです。

最終更新日:2020年4月11日

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