みなさま、こんにちは。Kazuto Tanabe(@WWDC1999)です。

今回は、Anker PowerPort Speed 4 をレビューします。本製品は、Quick Charge 3.0 に対応した USB-Aポート1つと、合計4.8A出力に対応したUSB-Aポートを3ポート搭載したUSB充電器です。

なお、本製品はUSBやQuick Chargeの規格に準拠しない安全性に疑念がある製品ですので、購入は一切推推奨できません

・開封

パッケージ

内容物は、本体、取扱説明書類。

本体

プラグは折りたたみ式

USB-Aポートの配列は以上の通り

・USB-Aポートの保護断が正常に動作しない

本製品のUSB-Aポートは、USB-BCとQuick Chargeに対応した2種類が存在します。
そのうちのUSB-BC対応の3ポートについては、正常に保護断が機能しない上に、仕様にはない Quick Charge 2.0 への対応が確認できました。

本体仕様(クリックで拡大)

Quick Chargeポート
こちらは、12VまでのQuick Charge 3.0に対応する他、Apple 2.4A充電にも対応する。

USB-BCポート
こちらは、通電時はApple 2.4Aと、Androidの2.0A充電対応を通知。

しかしながら、電流を流し始めるとQuick Charge 2.0への対応を通知。

さらに、3.37V/5.03AというUSBやQuick Charge 2.0の規格に準拠しない出力も確認。

USB-Aポートの出力は計測機器の安全装置が作動するまで継続された。

上記の通り、本体に3ポートあるUSB-Aポートが正常に機能していないことが判明しました。

Ankerが公開している仕様によると、USB-Aポートからの最大出力は3ポート合計で4.8A、1ポートの最大出力は2.4Aとなっています。また、Quick Chargeへの対応は言及されていません。なお、17Wを超えた時点で保護断が有効に動作することは確認できています。

・総評

各社が苦戦するUSB-PD製品では、地に足ついた設計を行っているAnkerが、レガシーポートであるUSB-A製品で規格違反品をリリースしていることには、正直驚きを隠せませんでした。

USB-IFの規格上、USB-A(BC)の最大出力は5V/1.5A、Apple Chargeでも5V/2.4AがMAX値です。また、下段3ポートのUSB-Aポートの Quick Charge 2.0 対応を無視したとしても、3.37V/5.03Aという出力は Quick Charge 2.0 の最低出力である5V/3Aに沿ったものではありません。さらに、各ポート最大2.4Aの出力のはずが、この数値を大きく上回る5Aに到達しなければ保護断が作動しないことも問題です。

なお、本体に1ポート搭載されているQuick Charge 3.0ポートについては、正常に保護断が作動することを確認しており、規格違反などもありませんでした。

このことから、Anker PowerPort Speed 4 は安全性に重大な疑念がある購入を推奨できない製品と結論付けます。

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