みなさま、こんにちは。Kazuto Tanabe です。

今回は、SwitchBot プラグミニをレビューします。本製品は、スマートホーム界隈ではかなり初期のことから存在する、スマートソケットと呼ばれる分野の製品で、スマートスピーカーやアプリ上で電化製品のオンオフを可能にするものです。

知っている方はまずいないとは思いますが、筆者はこの手の製品を2018年頃にもレビューしており、その製品が故障したため本製品を新たに購入しました。

この記事では、主に Apple Homekit との相性や実用性をみていきます。

・開封

パッケージ

内容物は本体と取扱説明書、セットアップのためのQRコード

本体(割とデカい)

これまで使用していた製品と比較

・Apple Homekit 対応

SwitchBot プラグミニを名乗る製品は2種類存在し、その大きな違いは Apple Homekit 対応の有無です。

Apple Homekit は、iPhone・iPad・Mac の『ホーム』アプリから対応する機器を制御できるもので、Google アシスタント・Alexa 対応とできることには大きな変わりはありません。そのため、Apple のホームアプリでの使用予定がなければ、安価な Homekit 非対応版で良いと思います。

逆に言えば、本製品は Apple ユーザーのための製品ともいえるもので、「こんなところにも Apple 税が乗っているのね(ニッコリ)」といった感じです。(Works with Apple Homekit を取得し管理するのが面倒なのは知っています)

とはいえ、Apple Homekit 最大の特徴は Apple デバイスから誰でも簡単にセットアップができることであり、筆者も実際にセットアップを行なったところ、難易度は Google アシスタントや Alexa とは一線を画すように感じました。

カメラでQRコードを読み込むだけで

追加画面が登場し

数ステップで追加完了

ホームアプリから設定可能

個人的にセットアップで便利だなと感じたのは、Wi-Fi ネットワークへの接続設定を行わなくても良いこと(Apple デバイスが2.4GHz帯に接続時)、SwitchBot アプリがなくともセットアップから運用までできてしまう点です。

前者については、Google アシスタントや Alexa と紐づける場合、必ず入力が必要なもので、本製品のセットアップに Wi-Fi のパスワードが必要で、何かとめんどくさいと感じるポイントです。後者については、これ系のアプリを入れると会員登録をさせられるため、登録の手間や個人情報漏洩リスクがない分、色々な意味で使いやすいと感じます。

これらは本製品最大の特徴、すなわち Apple Homekit への対応を行なっているからこそできるものであり、非対応製品と比べると価格は上がりますが、個人的には非常に有用で、納得できる価格差です。

・使用感

筆者が本製品を購入したのは、以前使用していた製品が故障したためであり、買い換えにより機能的に何かを得たわけではありません。

両隣のコンセントは絶対に潰すスタイル

そのため、何か特別なことを感じることもなく、大きな不具合もないため、レビューとして何か気の利いたことをいえるわけでもありません。

強いていうならば、従来製品よりも大型化したため、コンセントへの干渉は避けられず、縦3口や横配列のコンセントなどは隣接する口を確実に潰します。この点は、本製品のイマイチともいえるポイントで、小型化を強く望みます。

また、アプリと比較すると機能に制約が付きますが、Apple 製品で全てを固めている人間にとって Homekit 対応の価値は大きく、iPhone・iPad・Mac など、どのデバイスからでも設定を変更できるため、従来製品よりも利便性が向上したように思います。

・総評

製品自体は無難。

本製品はこれくらいの立ち位置かと思います。というのも、電気火災予防の観点からコンセントに接続するだけで電源がオンオフする電化製品は、近年では激減しており、本製品はそのような製品でしか有効に活用できず、使用用途はかなり限られています。

しかし、そのような製品のコントロールには非常に有効であり、アナログ式タイマーのように時間の経過とともに内蔵時計がズレて、再調節が必要になるということもありません。

使用用途が限られる製品ではありますが、明確な用途があるのであれば買いだと思います。

最終更新日:2023年12月10日

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