みなさま、こんにちは。Kazuto Tanabe です。
今回は、2019年6月26日より販売が開始された Amazon Echo シリーズの新作「Echo Show 5」をレビューします。
本製品は、他の Amazon Echo シリーズ同様、同社の音声アシスタント Alexa が搭載されているスマートスピーカーで、Echo Show、Echo Spot に続く、液晶ディスプレイを搭載したスマートスピーカー となっています。
それでは、早速レビューしていきます。
・開封
パッケージ
内容物は、本体、本体給電用コード、取り扱い説明書です。
本体
本体上部に各種ボタンが配置されており、背面には1.65インチ 4W スピーカーが搭載されています。
内蔵カメラカバーで、カメラを物理的に隠すことができる。
本体背面には、本体給電用ポート、MicroUSBポート(用途不明)、3.5mmオーディオ出力ポートが配置。
電源を投入すると、初期設定画面が出現し、完了するとアップデートが実施された。
・本体をチェック
次に、本体のソフトウェアを確認していきます。
なお、基本的には他のEchoシリーズ同様の機能を有していますので、ここでは Show 5 特有と思われる機能を中心に見ていきます。
時計
初期設定では、定期的にニュースなども表示される。
時計 2
画面を上から下にフリックすると、メニュー画面が出現する。
右から左へフリックすると、各種機能へリンクするファンクションボタンが表示される。
Amazon Prime Video の視聴も可能。
FireFoxを利用すれば、YouTubeの再生にも対応する。
Prime Musicの歌詞付き楽曲の再生にも対応。
Amazon Echo Show 5 と Echo Spot。
・画面サイズは iPhone Plus シリーズと全く同じ
Echo Show 5 の画面サイズは、5.5インチとなっており、iPhone Plus シリーズと同じ画面サイズとなっています。
また、正面から見た本体サイズに関しても、やや iPhone の方が小さい程度です。
スマートスピーカーとスマートフォンは比較の対象にはなりませんが、音楽を再生したり、Prime Video を視聴するデバイスとして、スマートフォンの代わりに購入するという選択肢もありそうです。
・スピーカーの音質はイマイチ
先述の通り、本製品には 1.65インチ 4W スピーカーが搭載されています。
しかしながら、このスピーカーの音質がかなりイマイチな仕上がりとなっています。
響くほどの低音が出る割に、高音がこもる印象で、Alexaの声を聴いたり、Prime Videoを視聴する分には気にならないレベルですが、Prime Musicなどで音楽を純粋に楽しむには不向きな音質です。本体設定のイコライザーである程度、音を調節することはできますが、イマイチの域を脱することはできませんでした。
・総評
Echo Show 5 を数時間使用してみて、「概ね満足」というのが私の感想です。
本体は、デスクの片隅に設置するには程よいサイズに仕上がっており、発売日と同時にサービスの提供が開始された Apple Music との連携や、iCloudカレンダーの同期など、机の上の優秀なアシスタントとして機能しています。但し、内蔵スピーカーの音質はお世辞にも良いとはいえず、私は本体の3.5mmジャックを利用して、有線スピーカーへ接続して使用しています。
Amazon Echo シリーズには、ディスプレイ搭載/非搭載モデルの2種類があり、価格帯も大きく異なっています。しかしながら、ディスプレイから視覚と共に得られる情報は、耳で聴いただけの情報よりも記憶に残りやすい上、より明確に物事を理解することができます。
セール販売時の Echo Dot などと比較すると、普及価格帯とは言い難い本製品ですが、Echoを使いこなしている方であれば、十分にアップグレードする価値があると思います。また、これから購入されるという方も、ディスプレイ無しモデルと比較すると遥かに機能性に優れていますので、本製品も検討してみてはいかがでしょうか。