みなさま、こんにちは。Kazuto Tanabe です。

今回は、Anker USB-C & ライトニングUSB オーディオアダプター、Anker USB-A & ライトニングUSB オーディオアダプター をレビューします。両製品は、Apple の MFi 認証を取得したオーディオアダプタで、世にも珍しい USB を Lightning に変換するアダプタとなっています。

・レビュー

本体

USB 端子側

Lightning 端子側

MacBook Air(USB-C)との接続例

USB-A ハブ経由での接続例

・音質について

以前、類似する製品として Anker 3.5mm Audio Adapter with Lightning Connector をレビューし、アダプタを噛ませると音質に変化が生じることをご紹介しました。今回レビューした両製品では、そのような音質の変化は感じられず、あくまでもイヤホンが持つ音の特性をそのまま表現しているように思います。

但し、前回レビューしたアダプタは Lightning を 3.5mm ジャックに変換するものであり、USBを介す本製品とは根本的に仕組みが異なること、接続に使用した SHURE SE846 の Lightning リケーブルには DAC が内蔵されており、3.5mm 接続時よりも音質が変化しているため、これらの影響があることも否定できません。

・総評

今回、筆者は Lightning 接続のイヤホンをデスクトップやラップトップでも使用できるようにするために両製品を購入しました。

しかし、万人に必要なものかと尋ねられれば、疑問符が付く製品です。実際、両製品以外で Apple の MFi 認証(純正品と遜色なく使えることを証明する認証)を取得している同じジャンルの製品は、Apple 純正を含めて存在せず、かなりニッチな層をターゲットとした製品といえます。

単に、オンライン会議でマイク付きイヤホンが必要だけど、手元に iPhone に付属していたものしかない。という状況で本製品の購入を検討されている方は、手持ちに固執せず、本製品と同価格帯のイヤホンを購入することを検討しても良いかと思います。

筆者のように、イヤホンにこだわりがあり、変換アダプタを使ってでも特定のイヤホンを使用したいという方には、便利な製品だと思います。

最終更新日:2023年8月30日